防火管理とは

みなさん、こんにちわ。

今回の記事では防火管理ということについて説明していきたいと思います。

ちなみに防火管理者についてはこちらに詳しく記載させて頂きました。

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防火管理とは

火災の発生を未然に防止し、万が一火災が発生してしまった場合でもその被害を最小限にとどめるため、必要な万全の対策を樹立し実践することです。

前回の記事でも火災が起きてしまえば大惨事にもなりうるという話をしました。

なので火災を未然に防ぐということはとても大切なことなのです。

防火管理ってどうすればいいの?

重要なことは「自分のところは自分で守る」という自主防火管理の原則です。

確かに自分の身(生命・財産等)は自分で守りたいけど管理なんてわからなーい、なんて嘆いている方、これには適任の方がいます。防火管理者という資格を所持する方です。

この防火管理者は防火管理に関わる専門的な講習を受けたスペシャリストです。

建物の管理権限者(所有者・代表者・理事長など)は防火管理者を選任し防火管理業務を行わせる必要があります。

防火管理者って?

この防火管理者には甲種と乙種があり、防火管理できる防火対象物の規模が違います。

乙種は特定防火対象物300㎡未満、非特定防火対象物なら500㎡未満を防火管理できます。

甲種防火管理者は上記の300㎡や500㎡以上で防火管理できます。

この防火管理者を選任して防火管理をさせなければならない防火対象物は、特定防火対象物なら収用人数が30人以上(6項・ロは10人以上)、非特定防火対象物は50人以上になると防火管理者を選任しなければなりません

誰が防火管理者の資格を取得できるの?

これは誰でも防火管理者を受講すれば取得できますが、防火管理という立場上、管理権限者(所有者・代表者・理事長など)に指名された防火管理業務を適切に遂行できる管理的・監督的立場の人が取得し防火管理するのが望ましいとされています。

また、ある一定の要件が当てはまれば講習等受講しなくても防火管理者の資格を取得できます。

防火管理業務って何すればいいの?

消防法第8条第1項に以下のように明示されています。

(1)防火管理にかかわる消防計画の作成

各消防署に消防計画の様式があるのでそれに記入し消防署に報告する。

内容は予防管理組織、自衛消防隊の組織・防火教育訓練・年間防火計画、避難経路の制定など

(2)消火・通報及び避難訓練の実施

年2回以上の消防訓練を行う。出来れば消防署立会いの下訓練するのが良い。

消火器・消火栓などを使った消火訓練、119番通報の通報訓練、避難誘導を行う訓練、最近ではAEDの取り扱い訓練なんかも行う。

(3)消防用設備等の点検及び整備

非特定防火対象物なら自ら点検できる(整備はできない。)自ら点検できない場合は専門業者へ

(4)火気の使用又は取り扱いに関する監督

火気使用場所・喫煙場所の選定、火元責任者を定めて必要な指示を与える

(5)避難又は防火上必要な施設・設備の維持管理

防火戸・防火シャッター・避難通路・階段・消防隊進入口などが正常な状態か・障害物などはないか。

(6)収容人員の管理

収容人員の定員を超えないように管理を行う。特に劇場、ライブハウスなど立ち見席のある建物。

収用人員の算定をしたい方はこちらへ→収用人員の算定について

(7)その他必要な業務

またこの防火管理業務の一部を警備会社やビルメンテナンス会社などの業務委託することもできます。

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございます。

このように防火管理で必要なことは防火管理者などを中心に行うことはもちろんのこと、他の関係者(従業員など)も率先して協力しみんなが一丸となって防火管理を行うことが重要です。

消防訓練への参加・避難経路や防火シャッター直下に物を置かない・タバコは指定場所で など、防火管理はそんなに難しくありません。日々実践することが大事だと思います。

そこで消防設備士である私から一言、消火器・消火栓などの前に物品を置くのは止めてください。

明日からできる防火管理、みなさんも実践してみてはいかがでしょうか?

参考「財団法人 日本防火協会 防火管理者講習テキスト」より