消火器の日常点検

皆さんこんにちは。

前回の記事で消火器の概要を説明させていただきました。

今回はだれでもできる消火器の日常点検についてお話します。

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日常点検の必要性

はっきり言います、必要です(笑)。

別に毎日点検しろ・・・ってわけではなくて、月に一回でも気にして見て見るってことが大事だと思います。

よく軒先に放置されてサビサビな消火器や、職人の乗るトラックの荷台にくくりつけられたサビサビの消火器を見るたびに危ないなぁと思います。

それらが加圧式消火器であれば使用した瞬間に消火器破裂するでしょう。

もし、月に一回でも気にして見て見て「錆びているから破裂するかも」と思ってくれれば、消火器の破裂事故は防げると思います。

点検と言っても主に外観で判断できることばっかりなので皆さん実践してみてください

消火器標識の例

日常点検の具体的な内容

主に外観で判断できる事柄です。

(1)定められた場所に設置されているか。

  • 各階に設置されているか
  • 歩行距離20m以内に設置されているか
  • 床面からの高さが1.5m以内か
  • 凍結のおそれのある場所ではないか

(2)周囲に障害物がなく用意に取り出すことができるか

(3)変形・損傷・腐食はないか(特に底面)

(4)適応する消火器が置かれているか

(5)標識が設置消火器に直近に設置されているか

(6)蓄圧式の消火器の容器内圧力が低下していないか

各家庭に設置されている住宅用消火器の場合は(1)(2)(3)(6)を確認していただければ大丈夫です。

消火器の各部の名称

内容の説明

(1)は消火器が設置されている場所は決まっています。

防火対象物では建物使用開始時に消防署へ消火器を設置しましたって書類が提出されていて、その書類に各階のどこそこに消火器を設置しましたって図面を添付してあります。

すなわち正規の消火器の設置場所です。

よく消火器などを勝手に移動してしまう方がいますが・・・ソレダメーです。

正規の位置は各階に歩行距離20m以内になるように設置されていますので、正規の位置から移動してしまうのは歩行距離が20mを超えるなどの消防法違反になりえます。

(2)は基本中の基本です。万が一の火災で初期消火が成功するかしないかで建物が全焼するかボヤで済むかの瀬戸際で、初期消火に使う消火器が障害物で取り出せないなんて・・・愚の骨頂です。

防火対象物でもご家庭でももし消火器が障害物で取り出せなかったら今すぐ障害物をどかしてください。

(3)は消火器の外観で異常があれば不良と考えてください。

容器の変形・腐食、レバーの変形・腐食、安全栓の封の破損、安全栓の変形・脱落などです。

基本的には新品と同じ状態にないと不良です。新品は変形・腐食などしていませんから。

安全栓脱落の例

(5)は今現在市販されている消火器は、ほぼ全ての火災に適応しますので問題はないと思います。

ホームセンターなどで購入できる消火器も普通火災・油火災・電気火災全てに適応しますので「安心してください、適応してますよ!」。

(5)これも重要です。ご家庭なら消火器はだいたい玄関か台所に設置されていると思うので標識は必要ないかと思われますが、防火対象物ではいろいろな所に設置してあるので、消火器の設置場所に標識を取り付けます。

みなさん見たことありませんか?赤地に白文字で消火器って書いてあるフダです。

あれを消火器の設置場所の直近(1~2mくらい)に取り付いているかを確認します。

(6)これは消火器に上部に圧力計が付いていますのでそれを目視します。

圧力指示が緑色の範囲に入っていればOKです。

夏場などは指示が緑色の範囲を微妙に超える場合がありますが、それは気温が高く消火器の内圧が高温の為に緑色の範囲を一時的に超えることがあるので不良ではありません。

もし指示範囲が緑色範囲より低下していたら圧力が抜けているので新品と交換してください。

指示圧力計不良の例

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございます。

どうでしたか日常点検、明日からでもできるでしょうか?重要なのは気にして見て見て「あれっ?なんか変だな?」って気づくことです。

消防用設備点検もそうですが、大事なのは技術でも性能でもありません。洞察力です(笑)(技術もある程度必要ですが)。

外観から確認できる不良に気づくことができなければ点検する意味がありません。

もし消火器を外観で点検したらついでに雑巾などで清掃してあげてください。私も蜘蛛の巣がはってる消火器はできればさわりたくないので(笑)