消火器とは

今回はとても身近な消防用設備である消火器についてお話させていただきます。

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消火器とは

適応火災の表示例

はい、火を消すための器具です(笑)。

消火器にも種類があって、平成23年から施工になった総務省令の改正で変わり、家庭用消火器業務用消火器に分かれています。他にも

  • 加圧式消火器、蓄圧式消火器の区分
  • 設計標準使用期限の明記
  • 使用時の安全な取り扱いに関する事項の明記
  • 維持管理上の適切な設置場所に関する事項の明記
  • 点検に関する事項の明記
  • 消火器廃棄時の連絡先及び安全な取り扱いに関する事項の明記
  • 適応火災表示の変更(文字表記から絵表記へ)

が変更になりました。

消火器表示の例

家庭用消火器と業務用消火器

文字通り一般家庭向けの消火器と、防火対象物向けの消火器(業務用)に分類されます。

使用期限(設計標準使用期限)は家庭用は製造年から5年、業務用は製造年から10年となります。

また、業務用消火器は使用しても再充填(詰め替え)ができますが(一部機種は不可)、家庭用消火器は再充填ができない構造になっているので使用したら新規で購入しなければなりません。

消防法第17条3の3で定める点検は、家庭用消火器は該当しないので点検は必要としません。

業務用消火器は防火対象物の規模により点検が必要となります。

加圧式消火器と蓄圧式消火器

加圧式消火器は、消火器の内部に圧縮ガス(窒素ガスや二酸化炭素)の入った加圧用ボンベが入っていて、消火器使用時にその加圧用ボンベに穴を開け、ボンベ内の圧縮ガスを消火器容器内に充満させて消火薬剤を噴射させます。

その為消火器容器内は常時大気圧で、使用時にボンベの圧縮ガスを消火器容器内に充填するので、容器内の圧力が一気に高まる(おおよそ1.5Mpaの圧力)性質があります。

蓄圧式消火器は、消火器容器内にすでに圧縮ガスを充填していて、使用時には充填されている圧縮ガスの力で消火薬剤を噴射させます。

ですので消火器容器内は常時0.9Mpa前後の圧力がかかっていて、消火器容器内の圧力が加圧式のように一気に高まるといった性質はありません。

消火器の破裂事故について

平成21年9月に老朽化した消火器による破裂事故が発生し負傷者がでました。

加圧式消火器は使用時に容器内圧力が一気に高まる性質があるので、容器が腐食・変形等で老朽化していると、その圧力で容器が破裂する恐れがありました。

特に消火器容器底部の腐食により破裂事故が発生しています。

ですので、老朽化したものや腐食した消火器は絶対に使用(分解)しないでください。

蓄圧式消火器は常時圧力がかかっており、使用時も圧力の急激な上昇はないので加圧式よりも安全といえるでしょう。

その為ここ最近は蓄圧式の消火器が非常に多くなってきています。

消火器のリサイクルについて

上記破裂事故などは廃消火器の安全な処理方法が確立されていなかったという原因もあるみたいです。

この老朽化した消火器を速やかに、安全に処理する目的で「廃消火器回収・リサイクルシステム」が始まりました。

各消火器メーカーや社団法人日本消火器工業会などが中心となり廃消火器の回収・リサイクルを行い、廃消火器による破裂事故の防止・消火器の適正処理を推進しています。

これまで処理が困難とされてきた廃消火器が安全に処理できるようになりました。

最近ではホームセンターなどで消火器を購入すると、不要の消火器を無料で引き取ってくれるサービスもあるみたいなので、古くなった消火器を買い換えようとしている方は利用されてみてはいかがでしょうか?

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございます。

あなたの家庭にもあるかもしれない消火器、身近にある消防用設備ですが、気にしてみないと意外に忘れられがちです。

この記事を呼んだあなた、早速家庭にある消火器を一度目視してみましょう。

本体容器にサビ、変形などあったらすぐに廃棄して破裂事故を未然に防いでください。