誘導灯及び誘導標識の点検票の記入例

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皆さんこんにちわ。

今回は誘導灯及び誘導標識の点検票の記入の方法について記入例を用いて解説します。

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記入の仕方

基本的に点検票は棟別で記入していきますが、設置数が多い場合には専用回路ごとでも大丈夫です(所轄消防によります)。

誘導灯の種類(避難口・通路・客席)が分かれていますのでそれぞれ記入していきますが、客席など設置されていないものに関しては、種別・容量等の内容の部分は斜線で構いません。

種別・容量等の内容については該当するものがなければ(不良等が無ければ)空白にします。

不良があった場合は個数を書いて、判定欄に○か×をつけ、不良内容の欄にその内容(球切れ・破損など)を記入し、措置内容に措置した内容(球交換済・パネル交換など)を記入します。

その1 記入例

誘導灯及び誘導標識の点検票 記入例その1

この記入例では通路誘導灯に物品による視認障害が1台、避難口誘導灯に球切れ1台、通路誘導灯の点検スイッチ(ひも式)が切れていたのが1台、すべて改善済の記入例です。

また今回の記入例では誘導灯信号装置が設置されていますが、避難口誘導灯だけの点滅装置(フラッシャー)であり、通路誘導灯には信号装置に絡んでいないので種別の欄は斜線になってます。

そして不良→改善済の判定欄はマルにバツを記入します。

その2 記入例

誘導灯及び誘導標識の点検票 記入例その1

その2では誘導標識の記入部分があり、今回の例では中輝度避難口誘導標識が設置されているので該当部分は良否判定に含まれます。

記入に際して「表示面の輝度」と「設置場所の照度」の部分(※が一個の部分)は、「高輝度蓄光式誘導標識に限る」の部分なので、設置されている誘導標識が中輝度蓄光式誘導標識であれば記入及び判定をしないでOKですので気を付けましょう。

高輝度蓄光式誘導標識については下記の記事にて詳しく解説していますので参照してください。

そして備考欄には設置されている誘導灯の種類・個数、信号装置などを記入します。

その他記入が必要な事があれば(不良の種類・場所等)記入し、備考に記入しきれないほど誘導灯が設置してある場合は、個数・種類を別紙にて記入することもでき、この場合は特定の書式はありませんので自由に設定することができます。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は「誘導灯及び誘導標識の点検票の記入例」についてお話させていただきました。

各消防用設備において点検を行う際に点検票を記入していきますが、記入の仕方についても所轄消防により細かく指導される場合があり、今回の点検票記入例に対しても所轄消防により記入方法が異なったりしますのでご了承ください。

最後に誘導標識については中輝度のものと高輝度のものがありますので間違えないようにしましょう。