泡消火設備の点検票記入例

皆さんこんにちは。

こちらはソメイヨシノが満開で、春本番といった感じです。新年度を迎え転出・転入などで人が入れ替わり環境が一転する時期でもありますが、気温変化やストレスにまけないように頑張りましょう。今回は泡消火設備の点検票記入例をやっていきます。

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全般的事項

  • 放水試験を行った消火栓箱や、放射試験を行った放射区域など、必要事項を記入する。
  • 以下で記入のない項目は「特記事項があれば記入する」の意。

点検票その1

泡消火設備 点検票その1 記入例

水源

貯水槽

設置階・構造・材質・設置方法を記入する。

水量

有効水量を記入する。なお、衛生設備その他のものと兼用されている場合は、消火に必要な有効水量を記入する。

給水装置

ボールタップ方式(口径)、水位電極方式等の別を記入する。

水位計

方式及び測定値により水量を記入する。

圧力計

指示値を記入する。

バルブ類

種別及び開閉の状態を確認し記入する。

加圧送水装置

ポンプ方式

電動機の制御装置

周囲の状況

設置階・設置場所を記入する。

外形

壁掛型・自立型・埋込型の別と専用・兼用の別を記入する。

電圧計・電流計

AC・DCの別と締切運転時の電圧計・電流計指示値を記入する。

開閉器・スィッチ類

主開閉器の種別及び容量を記入する。

ヒューズ類

操作回路のヒューズ容量を記入する。

接地

接地工事の種別を維持台帳等により確認し記入する。

点検票その2

泡消火設備 点検票その2 記入例

起動装置

手動起動装置

周囲の状況

起動装置の設置場所を記入する。

外形

押しボタン・開閉弁等の種別を記入する。

自動式起動操作部

起動用水圧開閉装置

圧力スイッチ

設定値を記入する。

起動用圧力タンク

呼び容量及び圧力計に指示値を記入する。

機能

起動設定圧力値及び加圧送水装置の作動圧力値を圧力計の指示値により確認し記入する。

火災感知装置

感知器

専用・兼用の別及び種別・個数を記入する。

閉鎖型スプリンクラーヘッド

表示温度及び個数を記入する。

電動機

外形

電動機の種別及び起動方式を記入する。

回転軸

回転計を用いて容易に測定できるものにあっては定格負荷運転時の電動機の回転数を測定し、その値を記入する。

軸受部

グリス潤滑又は油潤滑等の種別を確認し記入する。

軸継手

直動式又はフランジ式等の種別を確認し記入する。

機能

電動機の種別・始動方式・定格出力を記入する。

ポンプ

外形

口径及び形状を記入する。

軸受部

グリス潤滑又は油潤滑等の種別を確認し記入する。

連成計・圧力計

定格負荷運転時の各計器の指示値を記入する。

性能

性能試験用配管のテスト弁を開放して定格負荷運転時の指示圧力及び吐出量を記入する。

呼水装置

呼水槽

表示水量を記入する。

バルブ類

給水管・呼水管に設けられているバルブ類の開閉状況を記入する。

自動給水装置

給水方式の種別を記入する。

減水警報装置

制御方法及び警報装置の種別を記入する。

高架水槽方式

直近及び最遠の消火栓開閉弁等における静水圧力値を圧力計により測定し記入する。

圧力水槽方式

圧力計の指示値を記入する。

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減圧のための措置

種別を記入する。

配管等

バルブ類

配管の箇所・種別及び開閉状態を記入する。

ろ過装置

種別及び個数を記入する。

逃し配管

管の呼び径及び絞り機構等を記入する。

点検票その3

泡消火設備 点検票その3 記入例

泡消火薬剤貯蔵槽等

消火薬剤貯蔵槽

呼び容量を記入する。

消火薬剤

薬剤の種別を記入する。

圧力計

指示値を記入する。

バルブ類

開閉の状態を記入する。

泡消火薬剤混合装置・加圧送液装置

外形

混合方式を記入する。

薬剤混合方式

混合装置の設計混合濃度を記入する。

加圧送液装置

加圧ポンプの口径(呼び径)、吐出量、揚程及び電動機容量を記入する。

泡放出口

外形

ヘッドの種別・個数を記入する。

流水検知装置・圧力検知装置

バルブ本体・付属品

種別及び口径別の個数並びに流水検知装置の作動圧力値を記入する。

圧力スイッチ

圧力検知装置に設けられた圧力スイッチの設定圧力値及び当該スイッチが作動したときの圧力検知装置の二次側の圧力値を記入する。

音響警報装置・表示装置

音響警報装置の種別を記入する。

一斉開放弁

種別及び口径ごとの個数を記入する。

防護区画

開口部の自動閉鎖装置

開口部の自動閉鎖装置が閉鎖するまでの時間を記入する。

泡放射用器具格納箱等

泡放射用器具格納箱

周囲の状況

器具格納箱の設置個数を防護区画ごとに記入する。

外形

器具格納箱の埋込・露出の別と各々の個数を記入する。

ホース・ノズル

外形

ホースの長さ・本数・ノズル口径を記入する。

ホースの耐圧性能

製造年・前回点検年を記入し、耐圧試験の点検圧力値及び点検本数を記入する。なお、耐圧試験機は性能評定が行われているので測定機器・型式欄に性能評定番号を記入する。

ホース接続口

接続口の口径(呼び径)と種別を記入する。

開閉弁

形状を記入する。

表示灯

専用か自動火災報知設備のP型発信機と兼用かの別を記入する。

耐震措置

耐震措置の方法と個所を記入する。

点検票その4

泡消火設備 点検票その4 記入例

総合点検

固定式の泡消火設備

ポンプ方式

電動機の運転電流

泡放射試験(最大吐出量)における運転電流値を記入する。

一斉開放弁

作動試験方法の別と、一斉開放弁が作動するまでの時間を記入する。

分布等

低発泡を用いるもの

放射圧力・泡の発泡倍率及び混合率の測定値を記入する。

高発泡を用いるもの

放射圧力・混合率の測定値を記入する。

高架水槽方式・圧力水槽方式

ポンプ方式に準ずる。


移動式の泡消火設備

ポンプ方式

電動機の運転電流

運転電流を記入する。

発泡倍率・放射圧力・混合率

放射圧力・泡の発泡倍率・混合率の測定値を記入する。

高架水槽方式・圧力水槽方式

ポンプ方式に準ずる。

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございます。

今回の記事まで泡消火設備シリーズをやらせていただきました。みなさんは一斉開放弁などの作動試験で二次側の仕切弁の開閉を行うと思いますが、たまにしっかり閉鎖したはずが閉まりきっていなくて泡が出ちゃった…なんて経験ありませんか?

よくあるゲート弁は弁体の溝にごみが堆積して弁体がしっかり閉鎖できなくなることがあります。設置年数より20年を超えるような設備では、一斉開放弁などの付属機器も徐々に交換時期になりますが交換する場合はこれらのバルブ類も一緒に交換若しくは整備をしましょう。

一斉開放弁などがしっかり閉鎖できなくなった場合にこの仕切弁がちゃんと閉鎖できないと泡の垂れ流しになる可能性があります。点検時にバルブの開閉がとても渋い、力いっぱい閉鎖しないと漏れる、などの症状がでてきたらなるべく早めのバルブ交換・整備をお勧めします。流体を仕切れない弁は意味がありませんので(笑)