皆さんこんにちわ。
突然ですが、皆様は消防用設備等点検報告書の作成に何を使用されていますか?
- エクセルで入力
- スタンドアロンサービス※1
- クラウドサービス
- 手書き(複写紙)
色々あると思いますが、今回は当社が使用させていただいている
「点検エキスパート」というサービスを、多々あるソフトと比較してご紹介したいと思います。
また最後の「まとめ」で重大発表があるので最後まで見てくださいね。
※1…ソフトをインストールしたパソコンのみでの運用を想定したもの。
点検エキスパートって?
「点検エキスパート」は株式会社WAVE1が運営する消防用設備等の定期点検における報告書を作成するシステムで、インターネット環境があればソフトをインストールせずにwebブラウザ上(クラウド)で作成できるのでIDとパスワードさえあればどのパソコンからも閲覧・編集・印刷が可能な便利なソフトになります。
ちなみにwebブラウザで動くのでちょっと入力しづらいですがスマホやタブレット(ともにGoogle chrome環境)からでも閲覧・入力ができ、現場間の移動時間などの隙間時間でも入力が可能なので、会社に帰ってからの事務処理を少しでも減らすことができます。
もし報告書作成をエクセルで行っている場合はこういった運用はできないので、会社へ帰ってパソコンを起動し、エクセルにて入力して…となるので生産性は低いのではないかと考えます。
では他のサービスと比較してみましょう。
他のソフトと比較してみた
このような報告書作成サービスは点検エキスパート以外にもあり、それぞれ特徴がありますので比較してみました。
- 点検エキスパート
- 消防くん
- FireNET
- てんけんLEAD
利用料 | |
点検エキスパート | 1ID※3 月額3,000円(物件数・容量・点検者数制限なし・クラウド対応) |
消防くん | 1ID※3 月額16,500円(物件数上限なし、スタンドアロン※4) |
FireNET | プランSS 2ID※5 月額3,000円(年間120点検程度の容量・クラウド対応) |
てんけんLEAD | 3ユーザー使用の場合 初期費用350,000円 月額37,000円※6 |
※2…各社ホームページより抜粋(てんけんLEAD除く)
※3…一度にログインできる人数、2IDなら2人まで同時にログインできる。
※4…クラウド対応にする場合は1ライセンス月額33,000円~(物件数の上限なし)
※5…ID数=点検者一覧表に記載する有資格者の総数 2IDなら2人まで登録・記載可能
※6…東京都テレワーク導入ツール データベースより抜粋
上記の価格を見てみて「めっちゃ高い!」と思ったそこのあなた、高い料金のシステムには付加サービスがあり、点検報告書作成のサービスをベースとして、着工届や設置届、防火対象物点検報告書まで作成できたり、図面や現場写真などの図書を添付・保管できるサービスも付いていたりする為で、既存で見積りソフトや写真・図面ツールなどを使用している場合でしたら最低限点検報告書だけ入力・作成すれば事足りるので「点検エキスパート」一択です。
ちなみに点検エキスパートにも資料管理機能として図面や写真などの関係資料をサーバーにアップロードし、物件単位、点検単位での管理が可能な機能がありますのでこちらも容量100MBまで無料で使用することができますし、100MBを超える場合にも1GBまでなら月々1000円のオプション加入で利用できます。
クラウドならではのサービス
当社管理人は会社員時代にエクセルで報告書作成していたことがありますが、エクセルの場合だと法令改正に伴って自分で様式を変更しなければならない手間がありますが、クラウドの場合であれば変更は運営会社が行ってくれるのでこの辺の手間はありません。
もちろん「点検エキスパート」も法令改正に伴う様式変更は運営会社で行ってくれますので常に最新様式で作成でき、書類提出時に消防に「様式が古いので作り直してください!」と注意されずに済むので安心です(管理人は数回注意された経験があります)。
またクラウドですので、スマホやタブレットなどの機器を選ばずにインターネット環境とブラウザがあればいつ、どこでも入力・閲覧ができますので、いますぐ点検報告書の中身を確認したい!といった場合に重宝します。
実際に使ってみて
当社管理人が実際に使ってみた感想をご紹介します。
点検物件の住所や物件名、防火管理者などの情報を予め登録しておけば、それが点検票に反映されるのでいちいち入力しなくて済みますし、物件基本情報はいつでも修正できるので防火管理者などが変更になっても安心です。
また所轄の消防署の情報や点検者所属会社(自社や元請け、下請けの情報)も予め入力できて反映することができます。
現場で点検作業をする際に、前回の(過去の)点検票を印刷して持ち込みそれに点検結果を記入(チェック)すると思いますが、点検エキスパートもそれと同じような感覚で入力できるので特別なスキルは必要ありません。
それに入力支援機能を使えば、消火器の型式(消第○~○号)なども予め記憶させておけば後は選ぶだけになるので一個一個型式を入力しなくても大丈夫になります。
また消火器具の不良等の個数や判定も①とか②で入力することができます。
点検者情報も予め入力しておけば、報告書作成の時に点検者を選ぶだけになるので非常に楽になりますし、選ぶ時に「消防設備士 ○種○類」か「第○種消防設備点検資格者」を選べるので、誘導灯及び誘導標識などの設備において重宝します。
また次回講習期限を入れておけば、選択時に時期が近いと「講習期限近いですよ!」と黄色い背景になって教えてくれます。
点検に使用する機器(加熱試験機や煙感知器感度試験機など)の登録もできますので、予め登録しておけば自動で点検票に反映されるので便利ですし、次期校正時期を登録しておけば時期が近づいた時に背景を黄色にして「時期が近いです」と教えてくれます。
上記の様に色々痒い所に手が届く仕様になっているので、エクセルで入力・運用するよりも遙かに楽に正確に報告書の作成ができ生産性向上間違いなしですし、運営会社が日々使いやすいようにアップデートしてくれるので期待大です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は当社も使用させていただいている消防用設備等点検結果報告書入力・作成ソフト「点検エキスパート」をご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?
他社との比較において価格やサービスを見ていただいても一目瞭然なので、まだこういったサービスに入られていない方がいらっしゃいましたらご一考いかがでしょうか?
こういったサービスは消防設備業を続けるうえでずっと使い続けるものなのでコストは無視できませんし、法令改正に即座に対応してくれるのは非常に心強いところです。
そしてみなさん忘れていないかとは思いますが、最後に重大発表をさせていただきます。
ですが2022年5月末までの既存ユーザーは当面価格据え置きでの運用となるとのことなので、サービスを使ってみようかな?と思っている方は早めに申し込みしておいた方が良いです(これも運営会社より教えていただきました)。