工事整備対象設備等着工届の概要表記入例その3

皆さんこんにちは。

今回やらせていただいてる着工届記入例シリーズは終盤を迎えました。

着工届は甲種消防設備士の業務になり、普段点検などをしているときにはあまり気にしないですが、いざ着工届を記入するとなった時に「あれっ?ここどう書くんだっけ?」っていうのがたまにあるので、今回の記入例を参考にして頂けると幸いです。今回は

  • 避難器具
  • 総合操作盤
  • パッケージ型消火設備
  • パッケージ型自動消火設備

になります。

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避難器具の概要表 記入例

避難器具の概要表 記入例

※選択肢のある部分は該当事項を○印で囲む。

※その他欄には各欄で記入できないこと及びその他の特記事項を記入する。

防火対象物の概要

名称

当該防火対象物の名称を記入する。仮称の場合は名称の前に仮称と記入する。

所在地

当該防火対象物の所在地を記入する。

用途

防火対象物の用途を記入する。

階数(階層)

当該防火対象物の階数を記入する。

述べ面積

当該防火対象物の述べ面積(床面積の合計)を記入する。

避難器具の概要

階別

避難器具を設置する階を下層階から順に記入する。

床面積

当該階の床面積を記入する。

用途

当該階の用途(事務室、飲食店など)を記入する。

用途がわからない場合はこちらへ→防火対象物とは

収容人員

当該階の収容人員(規則第1条の3を参照)を記入する。

収用人員を確認したい方はこちらへ→収用人員の算定について

無窓該当

当該階の無窓階(規則第5条の2を参照)の該当有無を記入する。

無窓階に該当するかの確認をしたい方はこちらへ→無窓階とは

階段の数

当該階に有する階段数を記入する。

減免数

当該階の減免される避難器具数(規則第26条を参照)を記入する。

設置数

当該階に設置する避難器具数を記入する。

避難器具の種別(個数)

当該階に設置する避難器具の種別及び個数を記入する。

避難器具の種別

設置に係わる避難器具の種別を記入する。

型式番号

器具の検定・認定などの型式番号を記入する。

設置場所の状況(用途・構造等)

器具取付場所の用途・建物構造などを記入する。

開口部の大きさ(縦×横cm)

器具取付場所の開口部の縦・横の寸法を記入する。

腰高cm

床面から開口部の下端までの高さを記入する。

操作面積㎡

当該器具を使用するために必要な面積を記入する。

固定位置

当該器具の取付位置(床・壁・窓枠など)を記入する。

固定方式

当該器具の取付(固定)方法を記入する。

固定部材にかかる設計荷重kgf

当該器具の取付(固定)部材の設計荷重を記入する。

固定部材の許容応力kgf

当該器具の取付(固定)部材の許容応力を記入する。

総合操作盤の概要表 記入例

総合操作盤の概要表 記入例

※選択肢のある部分は、該当事項の□印内にチェックをいれる。

※その他欄には、耐熱電線などの接続工法及びその他の特記事項を記入する。

記載要領

品名・型式

製品名又は製品記号を、型式については認定などの型式番号を記入する。

音響装置

チェック事項以外の音響装置を使用する場合はその他に記入する。

表示方法

チェック事項以外の表示方法を使用する場合はその他に記入する。

製造会社名

総合操作盤の製造会社名を記入する。

監視場所

防火対象物の諸設備を監視するための当該総合操作盤を設置する場所を記入する。なお、副監視・遠隔監視場所がある場合には記入する。

電源

常用電源

使用している電源電圧を記入する。

非常電源

使用している非常電源の種別をチェックし、蓄電池設備の場合は電圧及び容量を記入する。

消防用設備等、避難設備、建築設備等

総合操作盤などに表示、警報及び操作をする該当設備にチェックする。なお、記載されていない設備などの場合は空欄に記入し、チェックする。

工事者区分

電源工事

電源工事(常用電源・非常電源)の配線等を行った工事者を記入する。

配線工事

配線工事を行った工事者を記入する。複数の工事者がいる場合にはそれぞれ記入する。

機器の取付工事

機器の取付工事を行った工事者を記入する。複数いる場合にはそれぞれ記入する。

その他

当該設備において特記事項などを記入する。

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パッケージ型消火設備の概要表 記入例

パッケージ型消火設備の概要表 記入例

※選択肢のある部分は該当事項を○印で囲む。

※該当しない事項については何も記入しないこと。

※備考欄には特記事項などを記入する。

記載要領

種別

Ⅰ型、Ⅱ型の( )内に設置第数を記入する。

認定番号

登録認定機関により承認された認定番号を記入する。

型式番号

製造会社の機器の型式番号を記入する。

消火薬剤貯蔵容器等

加圧及び蓄圧式を選択し、蓄圧式の場合は蓄圧圧力を記入する。

材質

貯蔵容器の材質を記入する。

内容積

1本あたりの貯蔵容器の内容積及び本数を記入する。

消火薬剤

種別及び型式番号

消火薬剤の種別及び型式番号を記入する。

貯蔵量

パッケージ型消火設備1台当たりの消火薬剤貯蔵量、本数及び合計貯蔵量を記入する。

加圧用ガス

ガスの種類

該当する加圧用ガスの種類を選択する。

充填量

加圧ガスの種類により単位を選択し、1台当たりの充填量及び本数を記入する。

充填圧力

20℃における充填圧力を記入する。

ホース等

材質

ホースの主要財産を記入する。

寸法

ホースの長さを記入し、Ⅰ型又はⅡ型を選択する。

ノズルの切替有無

ノズルの切替の有無を選択する。

ホース収納方式

ホースの収納方式を選択する。

設置場所

設置階及び台数

上段に設置階を、下段に当該階に設置されている台数を記入する。

電源

常用電源回路

AC電源

単相・三相の別、電圧及び電源回路の区分を選択する。

DC電源

電圧・容量及び充電方式と使用区分を選択する。

非常電源回路

非常電源の種別、電圧、容量及び充電方式と使用区分を選択する。

配線

表示灯回路

表示灯回路の配線区分を選択する。

非常電源回路

非常電源回路の配線区分を選択する。

放射性能

放射率

放射率を記入する。

放射距離

棒状放射における放射距離を記入する。

全量放射時間

20℃における消火薬剤の全量放射時間を記入する。

備考

特記事項があれば記入する。

パッケージ型自動消火設備

パッケージ型自動消火設備の概要表 記入例

※選択肢のある部分は該当事項を○印で囲む。

※該当しない事項については何も記入しないこと。

※備考欄には特記事項などを記入する。

記載要領

認定番号・設置台数

認定番号・設置台数

登録認定機関により承認された認定番号と設置台数を記入する。

型式番号

製造会社の機器の型式番号を記入する。

消火薬剤貯蔵容器等

材質

貯蔵容器の材質を記入する。

内容積

1本当たりの貯蔵容器の内容積と本数を記入する。

消火薬剤

種別及び型式番号

消火薬剤の種別と型式番号を記入する。

薬剤量

パッケージ型自動消火設備1台当たりの消火薬剤貯蔵量、本数と合計貯蔵量を記入する。

加圧用ガス

ガスの種別

該当する加圧用ガスの種類を選択する。

充填量

加圧ガスの種類により単位を選択し、1台当たりの充填量と本数を記入する。

充填圧力

20℃における充填圧力を記入する。

本体設置状況

薬剤貯蔵容器等

薬剤貯蔵容器等の設置場所と台数を記入する。

接地端子

接地端子の有無を選択する。

感知部

感知部の種別

感知部の種類を記入し、(  )内には特記事項を記入する。

検出方式

検出方式を記入する。

音響装置及び連動の有無

音響装置の種類及び連動の有無を記入する。なお有の場合は(  )内に連動する設備名を記入する。

手動起動方式

手動起動方式の有無を記入する。なお有の場合は方式を記入する。

放出導管

主管

主管の材質呼び方を記入する。

分岐管

分岐管の材質を記入する。

最大長さ

主管の最大許容長さを記入する。

放出口

放出口の材質と放射量を記入する。

補助散水栓

設置されている場合、屋内消火栓の種類、パッケージ型消火設備の型式の別を選択し、当該設置台数を記入する。

電源

常用電源回路

AC電源

単相・三相の別、電圧及び電源回路の区分を選択する。

DC電源

電圧・容量及び充電方式と使用区分を選択する。

非常電源回路

非常電源の種別、電圧、容量及び充電方式と使用区分を選択する。

配線

常用電源回路

常用電源回路の配管区分を選択する。

非常電源回路

非常電源回路の配線区分を選択する。

警報回路

警報回路の配線区分を選択する。

その他の回路

その他の回路の配線区分を選択する。

階、階面積、主な用途、同時放射区域数、最大同時放射区域数、放出口数、備考

階別の床面積、主な用途、同時放射区域数、最大同時放射区域数、放出口数、備考を記入し、同時放射区域数と放出口数は合計数を記入する。

備考

特記事項があれば記入する。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回まで記事にさせて頂いた着工届記入例シリーズはとりあえず終了になります。

今回のパッケージ型消火設備などは屋内消火栓の代替で設置されるので着工届を記入する機会も多いかと思います。

またパッケージ型自動消火設備はスプリンクラー設備の代替として、特定小規模施設になれない規模の福祉施設等(6項関係)に設置されるのが多いと思います。(特定小規模施設には特定小規模施設用のスプリンクラーがある)。

話は変わりますが、とある消火設備メーカーの営業の方が言っていましたが、パッケージ型自動消火設備の薬剤は、スプリンクラー設備が使用するただの水と違い、浸潤剤などが入っているので火災を抑制するのではなく、完全に消火出来るんです‼と豪語していました。実際に消火実験を見ている訳ではないので私は「あー、そうなんですかー」と答えるしかありませんでしたが(笑)