自動火災報知設備とは?

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皆さんこんにちわ。

今回は自動火災報知設備についてお話させていただきます。

名前は聞いたことがあるけど詳しくは知らないなぁという方の為に解説します。

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自動火災報知設備とは?

自動的に火災を感知し報知する(知らせる)設備です。

自動火災報知設備は、政令別表第一の2項や6項の一部で延べ面積に関係なく設置で特定防火対象物なら延べ面積300㎡以上、非特定防火対象物なら延べ面積500㎡以上あれば設置対象になります(例外あり)。

防火対象物や政令別表第一って何だっけ?って方は下記の記事を参照してください。

また、自動火災報知設備の設置基準は下記の記事を参照してください。

天井設置の熱感知器の例

みなさんも見たことがあるかと思いますが、天井についている火災感知器(熱式、煙式、赤外線式など)や廊下などにある発信器(赤い丸型のボタン押すやつ)などが自動火災報知設備の構成部品になります。

もちろん某夢の国のアトラクション内にも付いています。まぁ目立たないようにはなっていますけど。

どんな仕組み?

自動火災報知設備には通称受信機と呼ばれる本体があります。そこから各部屋の感知器や廊下の発信機とか表示灯とか非常ベルにつながっています。

動作プロセスとしては

  1. まず居室などに設置されている火災感知器が熱・煙などを感知して作動する
  2. その信号を受信機が受信して蓄積状態(最近の受信機は蓄積式といって非火災報提言の為に感知器から信号をもらってもすぐに火災と判断しないようになっています)になります 。(発信機を押した場合は即火災作動。)
  3. その蓄積状態が10~50秒ほどたつと火災と判断して非常ベルを鳴らす仕組みになっています。

119番に通報されるの?

最近の老人ホーム関係は(政令別表第一の6項関係)この自動火災報知設備と火災通報装置(自動的に119番へ火災通報する機械)がつながっていて、自動火災報知設備が火災作動すると自動的に119番通報するようになっている防火対象物がありますが、一般的な防火対象物にはこの自動通報の設備はありませんので安心してください。

感知器とは?

感知器の例

感知器には種類があって、代表的な感知器が写真の種類です。

熱感知器(差動式)

急激な温度差で作動する感知器で、東京ドームをひっくり返したような形状が特徴です。冬場だと感熱部分(ドームの部分)に手のひらをあてがうだけで作動します。

熱感知器(定温式)

感知器の温度が一定の温度まで温まると作動するタイプで、だいたい60℃~70℃が作動温度になり防水型の感知器もあります。

煙感知器(光電式)

アミの部分から煙が入ると中で光を発する部分と受光する部分があり、煙が光を乱反射することにより受光部が光を受光して作動します。

総合盤って?

総合盤の例

写真の様に表示灯・ベル(又はサイレンやブザー)・発信機が構成されている箱を総合盤といいます。

発信器を押すと蓄積状態にはならないで即火災作動しますが、それは「発信器を押す→人間が火災を発見したので押す」というプロセスになっているためです。

それにこの発信器は消火栓の起動ボタンと兼用になっている場合があるので、いたずらで押さないようにしましょう。

ちなみに感知器が作動するのを発報(はっぽう)って言います。意味合いは警報器が鳴ることみたいです。業界用語なんでしょうが、発砲(てっぽうをうつ方)と間違えちゃいますよね(笑)

日常点検は何すればいいの?

受信機周辺では

受信機の交流電源灯が点いているか?

消えていればブレーカーが入っていない可能性があります。常時点灯が正常です。

受信機にスイッチ注意灯が点滅していないか?

各スイッチが定位置にいない可能性があります。スイッチを確認しましょう。

受信機の前に物品がないか?

物品があると受信機の操作に支障がでるので、受信機前1mは空けておきましょう。

受信機外形に異常はないか?

物をぶつけてカバー等が割れている、スイッチが折れているなどです。

感知器・発信機では

感知器に感知障害がないか?

感知器にビニールなどがかぶさってないか?、感知器が外されていないか?、感知器の直下に物がないか?などです。

部屋の模様替え工事などで業者がよく感知器に養生しますが、工事終了後に養生を撤去しない例がよくあります。

未警戒がないか?

未警戒とは部屋等に感知器が設置されていないことを指します。工事で間仕切りを増やしたりするとよく未警戒になります。

あと遮光カーテンやアコーディオンカーテンなどで部屋を区切ってしまうと未警戒の可能性がでてきますので、区切りたい場合は消防設備士に相談しましょう。

未警戒の例

感知器に変形などがないか?

感知器に破損、変形、脱落がないか確認します。

発信機前に物品はないか?

発信機は火災発見時にすぐ押せる状態になければなりませんので物品があって押せない状態ではダメです。

表示灯は点灯しているか?

発信機の直近には赤色の表示灯がありますが、表示灯が球切れなどで不点灯ではないか、表示灯が物品で見えない状態ではないか確認します。

最近は表示灯もLEDを使っているので不点灯(球切れ)はあまり見かけなくなりました。

まとめ

最後までご覧頂きありがとうございます。

自動火災報知設備とは?いかがですか?消火器の時と一緒で外観から判断できることばっかりなのでそんなに難しくないと思います。

とりあえず総合盤や消火栓の前に物品を置くのはやめましょう。

あまりよくわからないし、突然非常ベルが鳴るとイライラする自動火災報知設備ですが、この記事などを読んで多少でも「こんな感じの設備なのね」くらいの知識があればもっと消防用設備等に対して理解が深まるかもしれません。

せっかくここまで記事を読んでいただいたので目指しましょう消防用設備等マスター(笑)