屋内消火栓の点検票記入例

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皆さんこんにちわ。

今回は屋内消火栓の点検票記入例をやっていきます。

前回までの点検要領の内容をひとつひとつ確認しながらの記入が良いと思います。

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点検票その1

点検票記入例 その1

その1は「消火水槽に浮遊物」「消火水槽ボールタップに詰まり」「ポンプ制御盤のヒューズ溶断」の不良があった想定で記入してあります。

まずは点検者名の下にポンプと電動機(モーター)の製造者名と型式等の記入欄があるので記入します。

あとは点検要領にそって記入します。水源は地下水槽で15㎥で給水はボールタップです。バルブは仕切弁と逆止弁です。

ポンプ制御盤は1Fのポンプ室内で壁掛型、盤内開閉器(ブレーカー)はNFB(ノンヒューズブレーカー)20A、ヒューズは1・3・5A使用、接地はD種で予備品はヒューズ・回路図です。

電圧計・電流計の記入値はポンプ締切運転時の値を記入してあります。

点検票その2

点検票記入例 その2

その2は「遠隔操作部の前に物品有り」「ポンプ軸受けの潤滑油不足」の不良を想定して記入してあります。

直接操作部はポンプ制御盤なので1Fポンプ室で押しボタンです。

遠隔操作部は各階廊下の自火報発信機で兼用です。あと今回は易操作1号も併設という想定なので遠隔起動部も記入してあり、マイクロスイッチが消火栓箱内にあります。

ポンプの口径・揚程・定格・出力を記入しきれないので備考参照にして備考に記入してあります。

連成計・圧力計の部分はポンプ性能試験時の値を記入します。

性能の部分はポンプ性能時の圧力と流量を記入します。

呼水槽は100ℓで給水はボールタップの20Aで、減水警報はフロート方式です。

流量試験装置は32Aでレンジが150~500ℓ/minです。

また締切運転で0.80Mpa出るので減圧弁を使っているので記入してあります。

 

点検票その3

点検票記入例 その3

その3は「逃がし管で詰まり」「消火栓箱の位置表示灯が球切れ」の不良を想定して記入してあります。

今回は1号消火栓と易操作1号消火栓が併設の想定なので両方記入してあります。

また1号消火栓ホースは2015年制なので耐圧試験はしていません。

表示灯は自火報兼用で始動表示灯はフリッカー式(点滅式)で位置表示灯と兼用です。

耐震措置はアンカーボルトとフレキシブル継手です。

総合点検部分は「1号消火栓を用いて、2基同時放水」の想定で記入してあります。

放水圧力欄の値は少ないほうの値を記入します。放水量は1号消火栓なのでノズル径13mm、計算式に当てはめると→13×13×0.653×√4.8となります。

備考欄には点検票その1で備考参照にした内容と放水場所等の詳細、ポンプ締切運転と性能運転の値を記入してあります。また他に記入したい事柄があれば記入します。

測定機器欄には何も記入してありませんが、放水圧力測定にピトーゲージなどを使ったら記入しましょう。ホース耐圧試験をしたら耐圧試験器を記入します。

 

みなさんお疲れ様でした。次回は消火栓ポンプのよくある話をやっていきます。