皆さんこんにちは。
沖縄地方は梅雨入りしたみたいですね。これから徐々に九州から本州へ梅雨前線がやってくる季節がまたやってきました。ジメジメジトジトになりますがめげずに頑張っていきましょう。今回はパッケージ型消火設備の点検票記入例をやっていきます。
全般的事項
- 事前に準備した試験用ガスを放出した場合は、ガスの種類、容量などを備考欄に記入する。
- 高圧ガス保安法の適用を受ける容器・容器弁については検査、再検査年月日を確認する。
- 「容器弁の安全性」に係る点検(又は更新)を実施した容器弁については、「容器弁の安全性」点検実施記録票((一財)日本消火装置工業会作成様式)を参考に一覧表を作成し、計画及び経過を記入する。
容器弁・安全装置の安全性の部分の記入例はこちらの記事を参照してください。
点検票 その1
※以下記載のない事項については「特記事項があれば記入する」の意味。
パッケージ
周囲の状況
パッケージ周囲の温度を測定し、測定温度を記入する。
表示
型式・番号を記入する。
蓄圧式消火薬剤貯蔵容器等
消火薬剤貯蔵容器
型式・本数を記入する。
安全装置・容器弁
下記の記事を参照してください。
消火薬剤
種類を記入する。
指示圧力計
指示値を記入する
加圧式消火薬剤貯蔵容器等
消火薬剤貯蔵容器
型式・番号・本数を記入する。
安全装置
型式・番号・設定値を記入する。
消火薬剤
種類を記入する。
加圧用ガス容器等
加圧用ガス容器
本数を記入する。
外形
本数を記入する。
表示
型式・番号を記入する。
容器弁・安全装置
下記の記事を参照してください。
点検票 その2
ホース等
ホースリール・ホース架
収納方式を記入する。
ノズル開閉弁
開閉方式を記入する。
「容器弁の安全性」点検実施記録票 記入例
この容器弁の安全性点検票は(一財)日本消火装置工業会が作成した様式で、インターネットで「容器弁の安全性 点検実施記録票」で検索すれば出てきますのでそれをダウンロードしてください。また記入方法もこの記録表の備考に書いてあるのでそれを参考に記入しましょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回の点検票記入例では、パッケージ型消火設備の点検票だけではなく容器弁の安全性の点検実施記録票も記入例のリンクもあげさせていただきました。加圧用ボンベなどの容器弁も安全性の点検が必要だからです。
ですが、最近では蓄圧式のパッケージ型消火設備はあまり見かけません。現行のパッケージ型消火設備はほぼ加圧式になっています。それは多分現場でパッケージを設置するにあたり、なるべくパッケージを軽くして施工性を良くしているからだと思います。
仮に蓄圧式だと、工場出荷時にはタンクに薬剤充填、圧力も充填されてくると思うので、薬剤が入っている分重くなり施工性は悪くなります。
加圧式ならパッケージと薬剤を分けて出荷し、現場でタンクに薬剤を入れるので手間は増えますがパッケージは薬剤充填時よりも重くないので施工は楽になります。まぁ薬剤は入っていなくてもパッケージは重いですけどね(笑)